2025年2月18日

鹿児島市での収納計画完全ガイド！必要な広さとコストを抑えた家

収納計画の基本｜広さとコストのバランスを考えよう

家づくりの際に「収納は多いほうが良い」と考えがちですが、収納スペースの増加は建築コストに直結します。そのため、適切な知識を持ち、どこにどれだけの収納を設けるかを考えることが重要です。

収納計画で意識すべきポイントは「床面積」ではなく「壁面積」です。単に部屋の広さを見るのではなく、どれだけの壁が収納として活用できるのかを把握することで、スペースを有効に使えます。

例えば、玄関の土間部分に1帖の収納を設ける場合、天井高が2.6mあれば3cmの棚板を7枚設置できます。

これにより、幅1.69m、高さ30cmの棚が8段でき、靴を約50足収納できる計算になります。このように、収納スペースの立体的な使い方を意識することが重要です。

また、鹿児島市の住宅事情を考慮すると、湿気対策や気温の変化に強い収納を確保することも重要です。通気性の良い素材を使用した収納スペースを設けたり、収納場所に換気機能を追加することで、長期的に快適に使える収納を実現できます。

さらに、家の収納は単なる物置ではなく、生活動線に沿った配置を考えることも大切です。リビングやキッチンに近い場所に収納を設けることで、日々の家事を効率化し、住みやすい空間を作ることができます。

鹿児島市の住宅では、家族の靴だけでなく、ベビーカーやキャンプ用品を収納できるスペースが求められます。基本的に靴だけを収納するなら1帖で十分ですが、アウトドア用品や雨具を収納するなら2〜3帖を確保すると良いでしょう。

特に、鹿児島市の気候は年間を通じて湿度が高いため、靴やアウトドア用品がカビや湿気の影響を受けやすくなります。そのため、玄関収納には換気設備を取り入れたり、湿気を吸収する壁材を使うことで、より快適な収納環境を整えることができます。

また、玄関収納は「見せる収納」と「隠す収納」を組み合わせることで、利便性と美観を両立できます。たとえば、よく使う靴やカバンはオープン棚に、季節物の靴やアウトドア用品は扉付きの収納に収めると、スッキリとした空間になります。

衣類の収納方法には大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

1.ファミリークローゼット（ファミクロ）

家族全員の衣類をまとめて収納する大型収納（3〜4帖推奨）。リビングや脱衣室の近くに設置すると便利。

2.個別収納

各部屋ごとに衣類を収納するタイプ。寝室に2〜3帖のウォークインクローゼットを設置し、子ども部屋にはそれぞれ5〜1帖のクローゼットを確保。

ファミリークローゼットを設けることで、衣類を一括管理し、洗濯物を収納する手間を省くことができます。

また、鹿児島市のような湿度の高い地域では、衣類がカビや湿気の影響を受けやすいため、除湿機能を備えたクローゼットや、空気の循環を意識した設計が推奨されます。

掃除機、扇風機、加湿器などの季節家電や、未開封の贈答品などを収納する場所が必要です。専用の納戸を設ける場合、1〜2帖あれば十分です。

家族が多い場合や収納品が多い場合は、さらに広めのスペースを確保すると便利です。

また、納戸を機能的に活用するために、収納するアイテムごとにエリア分けをすると使いやすくなります。

たとえば、シーズンごとの家電や、使用頻度の低いアイテムは上段、頻繁に使う掃除道具は取り出しやすい位置に配置することで、無駄なくスペースを活用できます。

パントリーの広さは、キッチンの背面収納の有無によって変わります。

また、パントリーの内部を使いやすくするためには、可動棚を設けると便利です。収納するものに合わせて棚の高さを調整できるため、食料品や調理器具を効率的に収納できます。

平屋は2階建てと比べて収納スペースが限られるため、ウォークインクローゼットやパントリーを活用し、効率的に収納を確保することが重要です。

また、各部屋に収納を分散させるのではなく、1か所にまとめるとスペースの節約になります。

平屋を建てるために必要な土地の広さは、以下の式で求められます。

延床面積＋中庭面積＋余白10坪（家の周囲）＋駐車場（1台4.5坪×台数）

鹿児島市で新築を検討されている方は、収納計画をしっかり立て、無駄のない快適な住まいを実現してください！