明るい家には理由があった!白を使うことと採光の関係性について
こんにちは。
相塲工務店の相塲です。
弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。
自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。
本コラムでは、弊社の家づくりについての考え方や、家づくりをお考えの皆様に”失敗しない”ための家づくりの考え方を知ってもらえたらと思います。
注文住宅の仕様決めなどで、色が沢山あり迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな今回は「白色」を選ぶメリットについてお伝えできればと思います。
目次
1 色は白色にした方が良い理由
2 明るい家にするための2つの工夫
- カーテンが必要ない家にする
- ハイサッシを使用する
3 内装をシンプルにする理由
4 最後に
1 色は白色にした方が良い理由
「白」という色は、
・熱を吸収しにくい
・光を反射しやすい
このような特徴を持っていることから、弊社では「白」を外壁と内装のメインカラーとして使用しています。
熱を吸収しにくい「白」を外壁に使えば、家の中が暑くなりにくいし、
光を反射しやすい「白」を室内の壁と天井に使えば、光が家全体に拡散しやすく家が明るくなりやすいからです。
2 明るい家にするための2つの工夫
「白」を外壁や内装に使用するメリットは先程述べた通りです。
とはいえ、ただ単に「白」を外壁に使えばそれだけで快適性が増すわけではなく、
それに加えて良い断熱材を使うという「合わせ技」が大事になってきます。
室内とて、ただ単に「白」をメインに使えばそれだけで家が明るくなるわけではありません。
今回は、どんな土地でも明るい家を実現するための合わせ技についてお伝えしつつ、最後に内装を「白」でまとめているもう1つの理由についてお伝えしていきたいと思います。
では、まずは「どんな土地でも明るい家」を実現するための合わせ技を見てみましょう。
(1)カーテンが必要ない家にする
注文住宅で家づくりを進めておられる皆様で、ご自身の家をイメージされてみても窓とカーテンはセットで存在するものというイメージはありませんでしょうか。
壁や天井で、光を拡散するためには、そもそも家の中に光を入れないといけません。
なので、窓をつくるわけですが、設計の時に熟考しないといけないのがこの「窓」のつくり方です。
というのも、闇雲に窓を沢山つくってもカーテンがセットになってひっついてくるような窓ばかりでは、充分な光が家の中に入ってこないからです。
ゆえに、弊社では基本的に「カーテンが必要のない窓」しかつくらないようにしています。
この合わせ技の結果、
・たっぷりと室内に光が入ってくると同時
・窓の数が減りその分コストが削減出来る
・カーテンも必要ないので、カーテン分のコストを削減出来る
このようなメリットがあります。
またプラスαで、昼間から照明をつける必要もなくなるので、高騰していく電気代も削減することが出来ます。(曇りの日でも必要ないレベルです)
(2) ハイサッシを使用する
先程の工夫でも非常に魅力的な部分をご紹介いたしましたが、さらにもう1つ窓に関する工夫をお伝えします。
それは、光をたっぷりと採り込みたい窓は、「天井まで高さがあるサイズ」のものを使うということです。
つまり、一般的に使用されている窓の高さは2mですが、2mは使用せず天井と同じ高さの2m40cmの窓を使用するということですね。
わずかこれだけのことですが、これだけでも窓から入ってくる光の量が格段に変わります。
というわけで、カーテンがいらない窓にしつつメインで光を入れる窓をハイサッシにする、という合わせ技をすることで、「白」による光の拡散効果を最大限に高めているというわけですね。
3 内装をシンプルにする理由
では最後に、「白」を内装のメインカラーとして使っている理由、もっと言うと内装をシンプルにしている理由についてお伝えしていきたいと思います。
それは、いざ生活しだすと、家の中が沢山の色で溢れ返ってしまうことになるからです。
つまり、ただでさえ
いろんな色で溢れ返っているのに、その下地となる内装にまで色をたくさん使い過ぎてしまうと、家の中がゴチャゴチャし過ぎてリラックスした状態で過ごしにくくなってしまうからですね。
ですので、弊社では基本的に、
・壁と天井の色を「白」にする
・室内ドアの色も「白」にする
・その他の様々な部材も「白」にする
これらの工夫をこらしているというわけです。
いわば、家具や雑貨、そして生活用品などが「そこに加わることを前提」として、家をコーディネートしているという感じでしょうか。
4 最後に
いかがでしょうか?
今回のコラムでは「白」という色について外壁や内装に取り入れている理由をご説明させていただきました。
ただ単にシンプルに見せるためだけに「白」にしているわけではありません。
しかし、白を基調とした色を沢山使っていない室内は、なんだか病院を連想させそうだし、味気なく物足りない感じがしてしまうかもしれません。
しかし、大切なことは、全てのアイテムが揃った時、その空間がどうなるかじゃないかな?
と個人的には思っています。
なので、これから注文住宅で家づくりを検討されている方は、色一つ取っても、こういった考え方があることもぜひ知っておいていただければと思います。
それでは。