家づくりでの予算と、実際の金額とのギャップを埋める方法
こんにちは。
相塲工務店の相塲です。
弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。
自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。
今回の記事は以下のような方に向けて書いています。
・新築住宅が欲しい
・住宅ローンの返済が心配
これらの方は、是非今回の記事をお読みください。
1 家づくりの予算について
家づくりにおける予算は各ご家庭によって違います。
それは、自己資金や土地の金額、建物の金額などが違うからです。
そのため資金計画によって、自分たちであればどれくらいの予算が適切なのかを明確にする必要があるわけです。
家づくりの前に行う資金計画通りいけば、もちろん越したことはないですが、中には「貯金」もしていきたい!とお考えになられるご家庭もあることでしょう。
家を建てた後も毎月、確実に貯金をしていくためには、住宅ローンの負担をなるだけ軽減出来るような予算計画を立てなければいけません。
というのも、家という資産を持つと、賃貸生活ではなかった「固定資産税の支払い」もあれば、「火災保険費用」もグンとアップするからです。
また、資金計画の段階で将来的なメンテナンスや改装コストを折り込んだ上で予算を立てないと、実際にそういった局面に立った時、住宅ローンに上乗せして金利が高いリフォームローンを組まざるを得なくなります。
これだと、ますます貯金が遠のいていきますよね。
つまり、自分の身の丈に合った適正な予算を算出し、その中で実現可能な家づくりをすることがとっても大事なんですよね。
では今回のコラムでは、家づくりで最も大事なことだといっても過言ではない「自分の予算と建てる家のギャップを埋める方法」についてお伝えしていきたいと思います。
これだけ情報に満ち溢れた中でこれを実行することは並々ならぬ忍耐強さが必要であり相当難しいことだと思います。
ですが、知らないことには実行することすら出来ないので、ぜひ最後までお付き合いただければと思います。
2 毎月の返済額の適正な数字
建築費が高騰してしまい中々昔のような金額になることも難しいと皆様感じられていることでしょう。
そんな現在でも、収入が上がっているわけではないので、本音を言うと、毎月の住宅ローン返済額の負担を上げるべきではありません。
そして、個人的には、家を建てつつ貯金をしていくためには、手取りの25%以内がベターで、限界点が手取りの30%じゃないかなと考えています。
(1)毎月の返済額のシミュレーション
先程住宅ローンの返済を手取りの25%〜30%以内にするのがいいというのは、先ほど述べた通りです。
では、年収400万円と500万円のご家庭のシミュレーションをしてみましょう。
年収が400万円(税込)のご家庭
この場合、手取りが月26万円ぐらいなのでベターなのが6.5万円で限界点が7.8万円となります。
一方、
年収500万円(税込)のご家庭
手取りが33万円ぐらいなのでベターなのが8.25 万円で限界点が9.9万円といったところでしょうか。
なので、出来ればベターな額から逆算した金額を銀行から資金調達し、それに出せる範囲の自己資金を足すというのが理想的な家づくりの予算だと思っています。
年収500万円の方なら、銀行から借りてもいい額は2900万円前後という感じとなります。(金利1%・期間35年で試算)
そして、これに各ご家庭の自己資金を合わせた額で家づくりをするのがベターという感じでしょうか。
ただ、建築費が高騰してしまった現在、この予算で土地を買って家を建てるのはかなり難しい状況となっています。
ゆえに、これから家づくりを始められる方に至っては、住む場所を柔軟に考えることがとっても大事なことだと考えています。
3 家づくりの予算を下げるためには土地が重要
家づくりの予算には、土地の金額が大きく関与してきます。
例えば、実家に土地があるのなら、そこに建てるという選択肢も検討する。
あるいはもっと土地が安く手に入るエリアも検討する。
といったところです。
ここ鹿児島県に住んでいる限りは、たとえ鹿児島市に住んでいようとも車がいらなくなるわけではないです。
また、電気自動車が普及すれば太陽光発電と蓄電池さえ設置していれば、少々通勤距離が長くなったとしても燃料費が高くなることもありませんしね。
そんなわけで少しでも土地価格を抑えることを、家づくりの始まりでは考えていただければと思います。
4 家づくりの予算を下げる方法
家づくりの予算を下げるために、土地の金額を下げることはもちろん「建築費用を抑える」努力も必要となります。
情報が氾濫している今の環境では、設備や仕様などでコストを抑えるのが限りなく難しくなってきています。
家を建てた後の住みやすさを損なうことなくコストを抑えようと思うと、ただただ面積を抑える工夫をするしかないわけです。
この具体的な方法については、こちらの記事で解説をしています。
一度ご覧ください。
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5 まとめ
いかがでしたか。
今回は家づくりの予算と、建てた後の現実とのギャップを埋める方法について解説してきました。
家づくりの予算は、資金計画によって明確にしていきます。しかし住んだ後にかかる税金や、保険料、メンテナンスコストなどのために「貯金」も必要となるかもしれません。
そのために、実際に年収400万円と500万円のご家庭であればどれくらいの金額の住宅ローンの返済となるのか?
を、私が考える適正な%で計算をしてきました。
今回の内容をもとに、家づくりの予算をこれから決めていかれる方は、土地についてや建築面積を下げることについてご検討されてはいかがでしょうか。