【家づくり中の方注目!】電気料金と太陽光発電の間違った認識を改善する
こんにちは。
相塲工務店の相塲です。
弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。
自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。
今回の記事は以下のような方に向けて書いています。
・新築住宅が欲しい
・電気料金の動向が気になる
・太陽光発電って得するのか知りたい
これらの方は、是非今回の記事をお読みください。
1 電気料金と家づくりのタイミングについて
色んなことに縛られない自由で豊かな人生を歩んでいただくためには、複利効果を最大限活かせるように「貯金」をやり続けることが大事です。
それを実現するための一歩として前回住宅ローン選びの重要性についてお伝えさせていただきました。
前回の記事をまだお読みで無い方は、こちらをお読みください。
関連記事:
絶やすことなく「貯金」をやり続けていくためにもう1つ大切なことが「電気料金」にどう対処するのかということです。
2022年の10月をもって燃料調整費の上限が撤廃されたことで電気料金が一気に値上がりした。
電気料金はこれからも容赦なく上がっていく可能性が高いですしね。
ゆえ、「貯金」の元手を減らす直接的な原因となる可能性が高い電気料金の値上がりに家を建てるタイミングで、しっかりと対処していただきたいと考えている次第です。
電気料金は、いつか終わりがある住宅ローンと違って生きている間ずっと必要となるコストですしね。
2 電気料金の内冷暖房が占める割合
では、そのためにはどうすればいいのか?
それは、断熱性能を高めることではありません。
また、換気性能を高めることでもありません。
これらは、日々の暮らしの快適性を格段に高めてくれるものであることは疑いようのない事実ではあります。
これらによって電気料金が安くなるというのは正しい情報ではありません。
しかし家庭の電気料金の中で冷暖房が締める割合は年間で28%ぐらいしかないからです。(国が発表しているデータです)
そして、家を高性能化したことによって、これがゼロになるわけでもなく、せいぜい2〜30%削減出来ればいい所だというのが事実だからです。
つまり、仮に年間で必要となる電気料金を20万円だと想定した場合、冷暖房にかかっている電気料金はその28%の56,000円です。
仮に20%削減出来たとしても、月ベースでは1000円弱しか安くならないというのが現実だということですね。
いわば、家の高性能化は電気料金を抑えるための対策ではなく、長い目で考えるとより快適な暮らしをコストアップすることなく手に入れるための手段である
というわけですね。
ゆえ、電気料金に正しく対処するためには、「家の高性能化」という手段ではなく、「太陽光発電の設置」という手段を推奨させていただいています。
3 太陽光発電の間違った認識
太陽光発電は電気料金の中で28%を占めている冷暖房費だけではなく、28%を占めている給湯器やその他全てを占めている家電などの動力の料金も全てまかなってくれます。
ゆえ、リアルタイムで高騰し続けていっている電気を電力会社から買わないようにするための最善の手段であることは明らかなことなのです。
ですが以下の2つの間違った認識によって後ろ向きに感じている方がけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
(1) パネルが長持ちしない
1つ目の認識がこれです。
現在、国内メーカーの発電補償は25年という家電製品では異例の長さとなっています。
にもかかわらず、鹿児島市にお住まいのお施主様とお話ししていても、なぜか多くの方が10年ぐらいでパネルがダメになるんじゃないかと思っていたりします。
また、パネルの廃棄がものすごく高いという間違った認識もなぜかよく耳にします。
これも国内メーカーの製品では全くそんなことはないし、そもそも何十年も先のことを心配して下手したら何百万円も無駄なお金を支払うことになると考えたら、めちゃくちゃ勿体無いですよね。
(2) 採算が合わない
2つ目の認識がこちらです。
これも太陽光発電反対派の人がよく口にすることですが、買取金額が48円や42円だった時の電気料金と現在の電気料金がいかに違うのかに目を向ければ、これがいかに出鱈目なのかご理解いただけると思います。
もはや現在は余った電気を売って儲けるのではなく、高騰していく電気を電力会社から買わないことによって手元からの資金流出を防ぐというのが正しい認識ですからね。
ゆえ、こういったファクト(裏付け)がない間違った情報に惑わされないように気をつけていただければと思います。
4 まとめ
いかがでしょうか。
本日は「電気料金についての考え方と、間違った認識」について解説しました。
ご自身が持っている知識が、何年も前のものでないか?〇〇さんから聞いた話は本当なのか?
しっかりと正しい認識を持つことが、自身やご家族を守ることに直結します。
先のことは誰にもわからないからこそ、事実を見つめて家づくりを進めることが大事だと感じます。
現在の世界の動きを見ている限りでは、電気の製造コストは下がるどころか上がっていく一方です。
つまり太陽光発電すらつけてないお家は家計の負担は上がり続けていく一方ですからね。
というわけで、住宅ローン選びにせよ電気料金に対する対処にせよ、家づくりをする時は人生の大きな分かれ目になるといっても過言ではないので、よく勉強してから家づくりを行っていただければと思います。
それでは.