注文住宅の間取りで失敗しないために|位置と広さと数を解説

こんにちは。

相塲工務店の相塲です。

 

弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。

自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。

 

今回の記事は以下のような方に向けて書いています。

 

・保険の見直しを検討したい

 

 

これらの方は、是非今回の記事をお読みください。

 

1 注文住宅の間取りとは

間取りとは、住宅内の部屋や空間の配置を表すもので、注文住宅の設計・建築においてとても重要な部分です。

 

間取りは通常、住宅購入者のニーズ、ライフスタイル、好みに基づいて設計されます。

これにより、住宅購入者は、リビングルーム、キッチン、子供部屋、寝室、バスルーム、その他の場所などのさまざまな部屋の配置とサイズをカスタマイズできます。

 

2 間取りの失敗に多い子供部屋

注文住宅の良さは、自分たちの好みに合った間取りを作ることができるという点です。

 

しかし、好きな配置や広さとしてしまうと「思いがけない間取りの失敗」となってしまうこともあります。

 

その代表的なのが「子供部屋」です。

 

「子供のために」という想いは、注文住宅で家を建てる大きな原動力の一つだと思います。

 

とはいえ子供は遅かれ早かれ家から出ていくことから、子育て期間中のことだけじゃなく、子供が巣立った後まで考えた上で間取りをつくっておいた方がいいのではないでしょうか。

 

内装や設備は比較的簡単に変えられますが、使い勝手が悪くなったからといって間取りの変更をしようとしてもそう簡単には出来ないですしね。

 

そんなわけで、子供部屋に関しては各家庭での想いもあると思いますが、最も合理的に考えた方がいいスペースだというのが個人的な意見です。

 

3 間取りにおける子供部屋を合理的に考え失敗を防ぐ

間取りでの失敗を防ぐためには「合理的に考える」のが最も有効な手段と考えます。

そこで、子供部屋を合理的に考え間取りの失敗を防ごうとするとどうなるのかを見てみましょう。

 

(1)子供部屋は2階という考え

注文住宅の間取りを考える際、なんとなく子供部屋は2階にあるイメージを持たれるのではないでしょうか。

 

そこで、まず考えていただきたいことが、子供部屋を2階につくることが本当に正解なのかどうかということです。

 

なぜなら、子供部屋を2階につくった場合、子供が小さいうち(中学生になるまで)自分の部屋を全くと言っていいほど使うことがないからです。

 

子供に限らず家族みんな1日の大半を過ごすのはリビングダイニングキッチンです。

 

子供たちが小さいうちはお母さんの近くから離れないでしょうし、寝るのも親と一緒ですからね。

 

結果、リビングやダイニングが子供たちのオモチャや服で散乱していくのではないでしょうか。

 

そして、1階にリビングとは別の部屋を用意することになります。

 

また、充分な収納が確保出来ていない場合は、子供のものを片付ける収納ボックスをリビングに置かざるを得なくなり、生活感があふれてしまう。

 

そして、狭苦しく掃除もしにくいリビングになってしまうのではないでしょうか。

 

家に住んだ後のことを考えると、以上のことが想定され、子供部屋の位置を最初から2階に指定してしまうのはどうかと考えている次第です。

 

(2)子供部屋を1階にするという考え

では、仮に子供部屋を1階につくるとどうでしょうか。

 

子供部屋を1階につくっておけば、自分の荷物は全て自分の部屋に片付けられるでしょう。

 

また、ご親御さんが泊まりに来た時も子供部屋を使って寝てもらえるし、やがて子供たちが出て行った後も何かと使い勝手がいい部屋として活用できるでしょうしね。

 

要するに、子供部屋は2階よりも1階につくっておいた方が使える幅が大なり小なり広がるし、ユーティリティスペースになるわけです。

 

ライフスタイルの変化に応じて使い分けがしやすい、というわけですね。

 

4 失敗しないための間取りで考えたい子供部屋の広さについて

注文住宅の間取りで失敗しがちな子供部屋について先ほどまで解説してきました。

 

続いて考えていただきたい間取りについてが、「広さ」と「数」についてです。

 

部屋の広さに関しては、寝室同様何を置く予定なのか?から算出するのでいいのではないでしょうか。

 

仮に部屋とは別でクローゼットがあり、置く物がシングルベッドと机だけであれば、内寸で2.6m×2.6mある「4.5帖」という広さで充分だと思います。

 

ハウスメーカーの住宅展示場や住宅会社のモデルハウスなどは、基本的に6帖でつくっている場合が多いです。

 

たとえば、思春期を迎えたとしても部屋に篭りっきりにならずに家族とのコミニュケーションを取る子供だと仮定します。

 

その場合、寝る寸前までリビングで一緒に過ごすことが多いと思うので、子供部屋に関してはそんなに広くつくる必要はなく「自分の部屋がある」ということだけで充分だという認識でいいと思います。

 

冒頭でも申し上げましたが、遅かれ早かれ子供は家を出ていくでしょう。

 

その後の利用用途を考えてみても、「4.5帖」もあれば充分だと考えられます。

 

5 失敗しない間取りでの子供部屋の数

子供部屋の数についても、間取りで失敗しないために考えておかないといけません。

 

子供部屋の数は、必ずしも子供の人数に合わせて、つくる(つくっておく)必要はないかもしれません。

 

ここも合理的に考えていきます。

 

子供が自分の部屋を使い出すのは、中学生になってからの可能性が高いです。

 

そして仮に高校卒業と同時に家を出ていくとしたら、1人で子供部屋を使う期間は最大6年ということになります。

 

兄弟姉妹の年齢差によっては、使う時期が被らない可能性もあるからです。

 

そんなわけで、子供部屋を必ずしも人数分つくる必要はないし、どう考えてもつくらないといけないとしても4.5帖という広さのまま増やすのではなく、3.75帖とか3帖という広さにすることを検討した方がいいのではないかと考えています。

 

部屋の面積を広げれば広げるほど確実に家のコストは上がっていってしまいますしね。

 

6 まとめ

いかがでしたか?

 

注文住宅での失敗で多い間取りの失敗について解説してきました。

 

中でも今回は「子供部屋」にフォーカスし、「子供部屋は1階」「子供部屋に必要な広さ」「子供部屋に必要な数」を合理的に考えてお伝えしました。

 

これらを考えずに、「必要そうだから」と部屋をつくってしまうと失敗した間取りになってしまうわけです。

 

もちろん、子供部屋も寝室同様に予算的にゆとりがあるのであれば、全然広げていただいても問題ない部分ではあります。

 

しかし限りある予算の中で注文住宅での家づくりを進めていかれるのであれば、この意見も参考にしていただきつつ考えてみていただければと思います。

 

それでは。