家を建てた後に後悔しない!家づくりの注意点を解説
こんにちは。
相塲工務店の相塲です。
弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。
自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。
今回の記事は以下のような方に向けて書いています。
・住宅購入を検討している
・家づくりの注意点を知りたい
1 家づくりの注意点
私が鹿児島で家づくりを進めていかれる方によくお伝えしている内容を、今回はお伝えしようと思います。
例えば、東向きの土地に家を建てるとしたら、光を遮る建物がない東に部屋を配置し、採光と風通しのための窓をつくるのが一般的です。
しかし、この場合、何点か注意しておかないといけないポイントがあり、それらを知らないまま建ててしまうと思っていたのとは違う家が出来上がってしまいます。
それぞれ見ていきましょう。
(1)家づくりの注意点1
まず注意すべき点は、「エアコンの室外機を置く場所がどこになるのか」ということです。
東向きの土地で東にしか室外機が置けないとなると、家の正面に室外機が置かれると同時に、エアコンの配管カバーまで見えてしまうからです。
ゆえ、図面を見る時にはエアコンをどこにつけるのかということも一緒にチェックするようにしてください。
(2)家づくりの注意点2
続いて、2つ目の家づくりの注意点が、「換気扇がどこにつくのか」ということです。
換気扇はトイレや脱衣などにつける排気のためのものだけじゃなく、各部屋につける給気もあるからです。
ゆえ、エアコンのチェックと共に換気扇の種類と製品がどこにつくのかもチェックするようにしてください。
細かいようですが、外部につく換気扇のカバーも景観を乱す原因となります。
また壁から突起した部材は全て外壁を汚す原因となり、それが正面だとただただ汚れが目立つことになりますからね。
(3)家づくりの注意点3
最後に注意していただきたいことが、「そこにつける窓が充分な採光と風通しをもたらしてくれるのか」ということです。
闇雲に窓のサイズを大きくしても透明ガラスだとカーテンが必ず必要になるし、かつカーテンを開けることが出来なくなります。
また、カーテンが開けられないということはイコール窓も開けられないということでもあるので、基本的に風を取り込むことも出来ません。
ゆえに、窓に関してもその場所ごとにどのような形状がベターなのかと、どのようなサイズがベターなのかもしっかり考えていかないといけないということも覚えておいていただいた方がいいかと思います。
窓もカーテンも開けられないでは、そこに窓をつくった意味は「皆無に等しい」わけですからね。
2 設計図では見えない大事なこと
ここまで家づくりの注意点としてお伝えしたようなことは、改めて言われてみるとごく当たり前なことのようにお感じになると思いますが、現実は決してそうではありません。
例えば、間取り提案の時にお見せする立面図(外観図)や立体パースなどには、エアコンの室外機まで記載しないし、もちろん換気扇の外部カバーなんかも記載されることはありません。
かつ、雨樋も記載されていません。
つまり、実際建ってみたら結構ゴチャゴチャしそうなのに、プラン上は割とスッキリ見えてしまうということですね。
ゆえ、この問題を解決するにはご自身でしっかり想像していただくか、あるいは、そういった細かい部材まで図面に反映して出してもらうかのいずれかを選択するしかありません。
また、窓に関しても平面図だけを見ていたのでは99.99%設置すべき窓を間違えてしまうと思います。
窓はただサイズを大きくしたから、その分光量が増えるわけではありません。
たとえ計算上は増えるとしても、です。
また、窓の数を増やしたからその分光量が増えるわけでもありません。
たとえ計算上は増えるとしても、です。
風通しに関しても、同じ部屋に2ヶ所窓をつけたから単純に風が通るわけではないし、開口を大きくしたからその分取り込める風量が増えるわけでもありません。
これらに関しても、家の中や外からどのように見えるのかを想像していただくことがなにより大事なのはもはや言うまでもないと思います。
そして、そこまで考えつつ窓の形やサイズ、そしてガラスの種類などを一つ一つ考えていかないといけません。
というわけなので、本当に暮らしやすい住まいや本当に景観が美しい家をつくるためには、平面図(間取り図)だけを見ていてはいけません。
そして間取りや動線だけじゃなく外観との兼ね合いなども一緒に見なければいけないということをぜひ覚えておいていただければと思います。
3 まとめ
いかがでしたか。
今回は「家づくりの注意点」をお伝えいたしました。
本文でも記載した通り、改めて聞くと当たり前のように感じるようなことも、実際に家づくりをされていると盲点になりがちな部分です。
家が建ってから気づくのでは遅すぎますので、可能な限り家づくりの途中で気づき、改善していくのが望ましいです。
実際に家づくりを進められる施工会社とのお打ち合わせの中で、一度質問をしてみるのも一つかと思います。
それでは。