家づくりを進める方は必読!今後の人生とリスクヘッジについて
こんにちは。
相塲工務店の相塲です。
弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。
自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。
本コラムでは、弊社の家づくりについての考え方や、家づくりをお考えの皆様に”失敗しない”ための家づくりの考え方を知ってもらえたらと思います。
新年1つ目のコラムは、人生とそのリスクヘッジについてです。
1 日本人の平均寿命
家づくりには一見関係のないことかと思われがちですが、非常に重要なことですので、お伝えをしておきます。
現在、日本人の平均寿命は男性が約81歳で女性が約87歳と言われています。
日本人の寿命は10年ごとに2年延びており、テレビ番組で以前ファイナンシャルプランーの方が語っていた話によると、4人に1人の割合で100歳まで生きることになるようです。
100歳までとは言わないまでも、90歳ぐらいまで生きると仮定して
ライフプランを立てた方がいいですし、家づくりの計画も立てた方がいいです。
さて、あなたならどのように計画されるでしょうか?
なんて、いきなり言われても
そんな先のことまで具体的に考えるのは無理かと思います。
子育て期間中は家のことと仕事を両立させるだけで手一杯なのが当たり前ですからね。
というわけで今回のコラムは、家づくりやライフプランにおいても重要なお話です。
注文住宅で家づくりをお考えの方に向けて、個人的な意見を勝手に述べていきたいと思いますので最後までお読みいただけますと幸いです。
2 年金受給時期について
まず現在の状況はどのようになっているのかを見てみましょう。
現在、年金は65歳から受給できることから、65歳で仕事を辞めてそこからは年金生活で!
みたいなイメージがなんとなく頭の中にあると思います。
もしその通りの生活をするとしたら、
退職後に夫婦2人が必要となる最低生活費はどれくらい必要になるかお考えになられたことはございますでしょうか?
毎月約22.5万円が必要だと言われています。
そして、旅行や趣味を楽しむなど老後を満喫したいとお考えならどれくらい必要でしょうか?
さらに毎月13万円前後は必要になってくるようです。
つまり、セカンドライフを楽しむためには、毎月35万円ぐらいは必要だというわけですね。
ここの部分が支出のお話です。
これに対し、平均的な家庭が受け取っている年金受給額がいくらかと言うと約22万円と言われています。(国民年金約6.5万円×2人+厚生年金約9万円)
支出に対して、収入が足りていないことがおわかりいただけましたでしょうか。
どうやら年金だけでは暮らしていくだけで精一杯で、悠々自適な暮らしは送ることが出来なさそうだということです。
この不足分を埋めるために計画的にお金を貯めていかないといけないと言われていて、これが数年前に当時の麻生大臣が語った「老後2000万円問題」というわけです。
3 老後2000万円問題への解決策
先程のお話の中で趣味などに約13万円は多すぎると仮定しても、収入と支出のバランスが保てていないことは間違いありません。
では老後に2000万円が必要なのであれば、2000万円を貯金しなければいけません。
しかし、簡単にお金を貯めると言っても子供には想像以上にお金がかかります。
給料は30年程横ばいのまま中々上がらないし、電気料金や食料品をはじめとして
物価がどんどん上昇しているので、そんな絵に描いたようにお金が貯まっていかないのが現状ではないでしょうか?
なので、個人的な意見とすると65歳で退職して年金で生活するのではなく、75歳まで働くぞ!と割り切って考えるのも一つではないかと思っています。
国民年金は75歳からの受け取りにすれば、65歳からの受け取りよりも84%増でもらえることになります。(国民年金だけで2人で約24万円)
そもそも働いているとお金がもらえる一方でお金を使うことも少なくなりますしね。
かつ、これからは奥さんも扶養の範囲を超えて働くことで、2人とも厚生年金をもらえるようにすれば、これが一番いいのではないかと思っています。
1人あたり6万円ずつでも上乗せがあれば、合計36万円ぐらいもらえることになり、結果、仮に仕事を辞めた時点で貯金が全くなかったとしても年金だけ充分豊かに暮らしていけますしね。
4 最善のリスクヘッジとは
理屈上はそうだとしても、先程の作戦にも保険をかけておく必要があります。
というのも、日本人の「健康寿命」が男性は72歳と言うデータがあるからです。
つまり、誰の手も借りずに健康でいられる期間が75歳よりも短いということですね。
ゆえに、そのリスクヘッジとして年金の更なる上乗せ分である個人型確定拠出年金「iDeCo」を今すぐにかけ始めることをオススメしています。
仮に、体調不良を理由に早期退職しないといけなくなった場合、この上乗せ分が生活費の足しになってくれるだけじゃなく、この掛け金は全額所得控除の対象になります。
また、この年金は投資信託によって運用されるため、期間が長くなればなるほどお金は増えるし、その増えたお金に対して課税されないという無敵の要素を備えているからです。
これが私が考えるリスクヘッジ策と言えます。
5 最後に
いかがですか。
ライフプランを考えることは注文住宅で家づくりを進める上で必ず必要になってきます。
家づくりは一生に一回だから。
注文住宅は人生で最も高価な買い物だから。
このような考えだけで、家づくり進めていってしまうと、その金額の負担が残りの長い人生において負担としてのしかかってきます。
でも新築一戸建てを、注文住宅で建てたい!
このお声があることは重々承知しています。
ですので、もし将来のことが不安でしたら、ぜひこの記事を参考にして
計画を立てていただけたらと思います。
それでは。