家の間取りを最適化して快適で省コストな暮らしを実現する方法

こんにちは。

相塲工務店の相塲です。

 

弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。

自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。

 

家を建てる際、間取りの工夫は家族の快適性や経済的な面に大きな影響を与えます。

 

特に鹿児島市で家づくりを検討中の子育て世代を大切に、無駄なコストを抑えつつ快適な住環境を実現することは重要です。

 

本記事では「家の間取り」のポイントを解説し、理想的な住まいを実現するための間取り設計について紹介します。

 

家の間取りで快適性とコストを両立する工夫とは？

家づくりに関して、お金をかければ理想の住まいに決めることが可能ですが、予算には限りがあります。

全館空調システムや床暖房など、快適な暮らしをサポートする設備は多くありますが、その導入には当然費用がかかってきます。

 

この記事では、設備に頼らず快適な間取りを実現するための工夫について解説します。

間取りの工夫で温度差の少ない空間をつくる

温度差が少ない空間は、家族全員にとって快適で、エアコンなどの使用頻度も抑えられるため、経済的にもメリットがあります。

 

平屋のメリットを活かす

階段がある二階建て住宅は、上階から冷たい空気が降りやすく、温度差が生じやすい傾向にあります。

そのため、可能であれば平屋にすることで温度差を減らし、快適性を向上させることができます。

平屋という空間では、家全体の温度を均一にしやすく、そのためエアコンなどの空調コストも抑えることが可能となります。

 

廊下を減らし、温度差を考慮

廊下は家の中の空気が遮断されやすい部分であり、温度差の原因となります。

廊下を極力減らすことで、家全体の空気が循環しやすくなり、温度差を感じにくい空間を整えることができます。

また、廊下を減らすことで床を有効活用でき、収納スペースの確保など他の確保も得られます。

このように部屋間の温度差を減らすことは「ヒートショック」を未然に防ぐことにも繋がります。

日本でも多くの死亡者を出すヒートショックを平屋で廊下を少なくする間取りにすることで、防止しましょう。

 

家を大きくしすぎない

家の空間が大きくなる場合、空間全体の積も多くなり、冷暖房の効率が低下します。

さらに、天井を高くすると、温度差が生じやすいため、当社では天井を高くせずに開放感を与える工夫を行っています。

それが中庭の設置です。

中庭を設けることで、上に開放感を求めずとも、横に開放感を確保することが可能となります。

中庭について詳しく解説している記事をまとめておきますので、ご一読ください。

 

このように家自体を大きくしすぎないことで、空調システムや床暖房に頼らず、温度差の少ない空間づくりが可能になります。

 

鹿児島市の気候を考慮した間取りの工夫

南向きの大きな窓の考え方

日中の明るさを優先するために、南向きの大きな窓を配置することが重要とされます。

 

ですが、南側というのは接道に面していることが多く、外からの視線が気になります。そのため、せっかくつけた大きな窓はカーテンにより閉じられることがほとんどです。

 

住む前は、この南側についている大きな窓から陽が入るリビングで、ゆっくりと過ごす休日を思い描かれるかもしれませんが、実際に住んでみると暗い部屋となるはずです。

 

カーテンが必要な窓は極力減らし、カーテンが不要な窓から光を取り入れましょう。

 

そのポイントとなるのが「中庭」です。

 

軒の考え方

夏の強い日差しを凌ぐため、雨を凌ぐためには、軒を出して遮ることが効果的とされます。

 

これは果たして本当でしょうか？

 

少しだけ出した軒で、日の光や雨を本当に凌ぐことができるでしょうか。

 

その少し出した軒にも「費用」はかかっています。

 

もし仮にその少しでた軒が不要なのであれば、その部分をなくしシンプルにすることで、コストカットも可能です。

 

子育て世代に最適な間取りプラン

鹿児島市で子育て世代におすすめの間取りは、家族の生活スタイルや将来の成長に合わせて柔軟に対応できることが求められます。ここでは、家族全員が快適に暮らせるための間取りプランをご紹介します。

 

リビング中心の間取りでコミュニケーションを促進

リビングを家の中心に配置し、キッチンやダイニングを統合することで、家族が自然と集まる空間を作りましょう。

 

また、リビングから子供部屋やプレイルームを見渡せる間取りできるようにすることで、家事をしながら子供の様子を確認することができ、安心して家事に集中できます。

 

将来を見据えた子供部屋の設計

子供部屋は成長に伴う関係が変わります。

 

幼少期はリビングの近くに配置して親の目が届きやすい環境を作り、成長したら独立した部屋にするための仕切りを設けるなど、柔軟な対応ができる設計が理想です。

 

必要に応じて、隣接する部屋とつながったり、分割したりできる構造にお待ちしておくと便利です。

 

収納スペースを確保し、整理整頓しやすい家に

家族が増えるとともに物も増えるため、収納スペースの確保は子育て世代には重視しません。

 

玄関近くにシューズクロークを設けたり、リビングには収納棚を設置するなど、各部屋に適切な収納を置くこと整理整頓がしや

すい環境を整えることで、掃除が楽になり、家事の負担も軽減されます。

 

耐震性と耐久性を高める間取りの工夫

鹿児島市は地震のリスクもあるため、耐震性を考慮した間取り設計が重要です。

 

特に子育て世代には、安全で楽しむことができる住まいを提供することが求められます。

 

平屋の耐震性のメリット

平屋にすることで、家の重心が低くなり、地震の際の揺れを抑えやすくなります。

 

また、強風交通振動による日常的な揺れや受けも悪く、家の耐久性が向上します。

 

世の中には免震システムや制振装置のようなものもありますが、これらは「費用をかけて」地震に強い家を手に入れようとしています。しかし平屋は、その設計力で地震に強い家を手に入れられるのが魅力的です。

 

制震ダンパーや耐震等級の取得

もし二階建てを選択する場合でも、制震ダンパーの設置や耐震等級3の取得などで耐震性を強化することが可能です。

これにより、鹿児島市のような地震リスクがある地域でも安心して住める住宅を実現できます。

 

経済的かつ持続可能な家づくりを目指す

いかがでしょうか。

 

設備に頼らず、設計によって問題を解決することで、無駄なコストを抑えながら快適な住環境を実現することができます。

 

これにより、初期コストやランニングコストを減らすことにも繋がりますので、家づくりを進める方は知っておいた方が良いでしょう。

 

この記事では、家の間取りについての工夫や、鹿児島市で家づくりを検討中の子育て世代に役立つ情報を提供しました。

 

今回の内容を押さえて、自分たちのライフスタイルに合った理想の間を見つけてください。