長期積立投資とは?住宅を建てる工務店が資金計画でお伝えするわけ
こんにちは。
相塲工務店の相塲です。
弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。
自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。
今回の記事は以下のような方に向けて書いています。
・住宅購入の際資金計画をしたが、月々の支払いと老後資金が不安
・住宅購入のタイミングで積立投資を考えている
・住宅購入を検討している
このような方は是非最後までお読みください。
1 長期積立投資とは
長期積立投資とは、短期的な利益獲得を目的とした取引ではなく、「長期的に投資を行うことで利益の獲得を目指す」ことを指します。
この長期積立投資のメリットが「複利」です。
複利とは例えば、元本1,000,000円を年利5%で運用した場合、
1年目→1,050,000円(利益50,000円)
2年目→1,125,000円(利益52,500円)
このように同じ年利であるにも関わらず、年数が長期間になるにつれ利益額に変動が起こります。
これを複利と呼びます。
弊社は鹿児島県の工務店ですが、このコラムでも度々「長期積立投資」について触れています。
実際に鹿児島で住宅購入を検討されている方とのお打ち合わせの中でも、
・そもそも興味がない
・投資と聞くだけで拒否反応
のような方も多くおられます。
しかし工務店である弊社が、なぜ「長期積立投資」の話をしているかというと、住宅を購入する、注文住宅で家を建てる方は必須の項目だと考えているからです。
なので鹿児島の方にも、このブログでも「長期積立投資」についてのお話をしている次第です。
「家づくりを始めるタイミング」でスタートするのがポイントですので、今回のコラムで「長期積立投資」について前向きに考えてくだされば幸いです。
長期積立投資の勘違い
投資に関して拒否反応を示される方にご理解をいただきたいのが、「 投資で全財産を失った」「大損した」などという話は、あくまで一攫千金を狙った短期的な取引での話であるということです。
これらのことは、長期積立投資では絶対にあり得ないですので、この部分の認識のズレをなくしておきましょう。
長期積立投資と短期投資の違い
長期積立投資は、長い期間に渡って少しずつコツコツと分散投資していきます。
つまり、短期的な価格の変動はもちろん、中期的な価格の変動はあるものの、そんな価格変動を繰り返しながらも長期的には上昇していくトレンドの波に乗ることです。
これが資本主義経済であり、その長期的なトレンドの波に乗っかるのが長期積立投資なので、そんな価格変動に一喜一憂することなく買い続けていくことによって資産を増やしましょう。
ということですね。
逆にいうと短期投資は、短期間の価格の変動による差分で出た利益の獲得を目指しますので、「時間軸」が違ってきます。
ちなみに長期積立投資とは「数年から数十年」なんですが、私自身は、やがて働けなくなるまでは(働いて収入がある限りは)、無心で積立投資をやり続けていくつもりです。
かつ、その間はよほど必要に迫られない限りは、途中でお金をおろすつもりはありません。
運用期間が長くなればなるほど、また増えたお金を再投資し続けていけばいくほど複利効果によって雪だるま式にお金が増えていくからです。
そして、やがて収入がなくなった時、その資金を切り崩しながら生活していくというわけです。
この資金に年金が加われば、かなり豊かな老後生活を送れるでしょうし、費用の高い高齢者施設に入るにしてもあるいは大病を患ったとしてもきっと資金的なことで家族に迷惑をかけることもないでしょうしね。
投資をするということ
では、ここからは具体的に何を買えばいいのかについてお伝えしていきたいと思います。
長期積立投資をする場合、絶対におさえておくべき商品が、アメリカの「S&P500」という指標の値動きに連動した「インデックスファンド」です。
理由は、アメリカが全世界経済の中心的存在だからです。
そしてS&P500に選出されている企業は選りすぐりの素晴らしい企業ばかりだからです。
AppleをはじめとしてGoogleやAmazon、テスラやVISAなど名だたる企業だらけですからね。
つまり、投資をするということは、世界のトップクラスの500社の企業
全てに出資しているというわけです。
そう考えると資産が増えて当たり前だし、500社に分散投資しているため、仮にどこかの企業の業績が大きく悪化してもそのダメージを食らうこともありません。
その上、そんな企業が出てしまったらすぐさま成長している企業と入れ替えられることになるため、なおのこと暴落するリスクが少ない仕組みになっているというわけです。
購入する投資商品について
また、購入する投資商品も重要です。
投資商品には、手数料が高いアクティブファンドと、手数料が低いインデックスファンドの2種類があります。
前者ではなく後者のインデックスファンドをオススメする理由は、手数料が低い方が、単純にお金が増えやすいからです。
そして、わざわざ高い手数料を支払って一流のファンドマネージャーが目聞きで企業を厳選して運用するアクティブファンドを買うよりも、アメリカ経済の指標に連動しているインデックスファンドを買う方が、よりお金が増えているというデータが存在しているからです。
そんなわけで、アメリカ経済の総合的な指標に連動した「S&P500」のインデックスファンドを購入することをオススメしているというわけです。
まとめ
いかがでしたか?
本日は「長期積立投資」というテーマでお伝えをいたしました。
なぜ鹿児島で工務店をしている弊社が「長期積立投資」についてコラムで解説をしているかというと、このような内容のお話を「資金計画」の中で鹿児島の方に対ししているからです。
家づくりの始まりは、資金計画です。
ここを怠ると、身の丈に合わない住宅ローンを組むことになり、せっかく建てた住宅が生涯の負担となってしまいます。
そうならないよう資金計画で、土地・建物・諸経費などを具体的に算出し、この部分の費用を投資に回すと、数十年後に〇〇万円になっているので、安心ではないですか?
というようなお話をしています。
では、次回のコラムの内容でも、本日はお伝えしきれなかった、
「どこで長期積立投資をやればいいのか」と、「長期積立投資をする上で最大の難関となる口座開設」についてお伝えしていきたいと思います。
SBI証券や楽天証券といったネット証券で口座開設する場合、これがちょっとややこしく、多くの方がここでつまずいているんじゃないかなと思っているので、
せっかくの「やる気」を失わないためにも次回もぜひご覧いただければと思います。
皆様が生涯を過ごすことになる住宅を建てる専門家「相塲工務店」だからこそ、老後の不安を少しでも解消できる「資金」についての発信に力を入れたいと考えています。
皆様何卒よろしくお願いいたします。