これをせずに注文住宅を建ててはいけない!?建てた後にかかる3つのメンテナンス費用

こんにちは。

相塲工務店の相塲です。

 

弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。

自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。

 

本コラムでは、弊社の家づくりについての考え方や、家づくりをお考えの皆様に”失敗しない”ための家づくりの考え方を知ってもらえたらと思います。

 

目次

1 メンテナンス費用について

2 リフォームのための積立費用

3 最後に

 

1 メンテナンス費用について

今回のお話は、注文住宅などで新築一戸建ての家づくりをお考えの方やリフォーム工事をお考えの方は少し耳の痛いお話しかもしれません。

しかし非常に重要な部分ですので、しっかりとお読みくださいね。

 

品質が良いものを良い状態で長く使い続けるためには、定期的にメンテナンスをしなければいけません。

メンテナンスが必要になったから、その費用を家計から捻出してメンテナンス。。

というわけにもいきませんので、そのメンテナンス費用を積み立てていかないといけません。

 

良いものの維持管理には、それなりにコストがかかるからです。

 

私の友人の話を少しだけ。

 

その彼が18歳の時、

バイトで必死にお金を貯めてとある時計を買ったのですが、

定期的にしなければいけないオーバーホール(メンテナンス)を

ずっと怠っていたため、先日、思い切ってメンテナンスに出したみたいです。

すると買った値段と変わらないぐらいの修理費用を払うハメになってしまいました。

 

なぜなら、全くメンテナンスをしてなかったせいです。

 

時間はすぐに狂う、

気づけば時間が止まっている

 

で、時計としての役割を全く果たしていなかったようです。。

 

実際はスマホで時間を確認するようになったので

そんな状態だったとしても

特段支障が出たわけでもないのですが、

とはいえ、新品同様になって戻ってきた時計を見た瞬間に

メンテナンスの重要性を実感したようでした。

 

 

というわけで、今回は時計の話でしたが、全く同じことが家にも言えるなと思い、

今回の記事を書くに至った、というわけです。

 

家のメンテナンス周期は時計に比べて長いものの、その費用は時計とは比べ物になりません。

その費用を準備しておらず、その都度リフォームローンに頼ろうものなら、数万円もの返済が毎月の住宅ローンに上乗せされることになり、それが生活を圧迫しかねませんからね。

 

2 リフォームのための積立費用

今から注文住宅の家づくりを進めていこうとされている方で、リフォームのための費用の積立のことまでお考えの方はどれくらいおられるでしょうか。

 

実際に数ヶ月後には、こだわりの詰まった新築一戸建てに住んで暮らしているイメージが頭を埋め尽くしているかとは思いますが、実際は住みだして数年するとメンテナンスが必要になる箇所が出てくるものです。

 

そんな家を良い状態で維持していくためには、出来れば働いてお金を稼いでいる間毎月4万円維持管理費用として積立していくことをオススメしています。

 

(1) なぜ毎月4万円の積立なのか

なぜ積立費用として4万円なのか?

その根拠の説明ですが、

 

もし仮にあなたの年齢が現在35歳。

70歳まで働き90歳までその家に住み続けると仮定して試算してみましょう。

 

35年×12ヶ月×4万円=1680万円

 

この「1680万円」が

 

維持管理のために積み立てて欲しい費用なのです。

 

では、現実的に必要となるであろう工事と、その費用を以下では見てみましょう。

 

・15年ごとに必要となる外壁の塗り替え

 

この外壁工事。

これには足場費用も含めると、150〜200万円ほどのコストが都度必要となります。

ゆえ、生涯で3回必要だとしたら、「450〜600万円」必要だということになります。

 

・20年ごとに必要となる水回りの入れ替えに伴う簡単なリフォーム

水回りのリフォーム工事。

これには都度250万円〜300万円必要になると思われます。

仮に2回この工事が必要だとしたら「500〜600万円」必要だということになります。

 

いかがですか?

この2つのリフォーム工事を合わせると、

この時点で950万円〜1200万円もの費用が必要だということをおわかりいただけますでしょうか。

 

しかし実はもう1つ必要となる費用があるのをご存知でしょうか?

 

それは、家電の買い替えコストです。

 

冷蔵庫や洗濯機といったハイコストなものが10年ごとに壊れるだけではなく、オール電化住宅なら給湯器というハイコストなものまで10年ごとに壊れるでしょうからね。

 

では、これらには一体どれくらいの費用を準備していくべきなのでしょうか?

 

冷蔵庫を30万円、

洗濯機を20万円、

給湯器を40万円、

その他諸々の家電を10万円

 

これらを10年ごとに買い換えるとすると、

5回は買い替えることになるので、

大体「500万円」くらい必要になりますよね。

 

この費用も、先程の費用にプラスして考える必要があります。

 

つまり、

 

・外壁工事(450〜600万円)

・水回りリフォーム工事(500〜600万円)

・家電関係(500万円)

 

このように見ていくと、1450万円〜1700万円は家を維持管理していくためにはかかると思っていただいた方がいいというわけですね。

 

ですので、この費用を計画的に積立をするのに毎月4万円が必要だとしているわけです。

 

3 最後に

この話は、注文住宅で家づくりを進めていく方は知っておきたいものの、あまり目を向けたくない嫌な現実だと思います。

 

しかし、価値ある資産を持つということはその維持管理のために

多額の費用がかかるということでもあります。

 

この現実をご理解いただいた上で家づくりに進んでいただけたらと思います。

 

弊社でも注文住宅で家づくりをスタートされる方皆様としっかりライフプランや資金計画を行っております。

 

その資金計画時には、今回の話にもありましたメンテナンスコストの積み立て費用も忘れず組み込むようにしてくださいね。

 

それでは。