家づくりの図面を読み解くコツ|間取りの注意点と住みやすさのポイント

こんにちは。

相塲工務店の相塲です。

 

弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。

自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。

 

今回の記事は以下のような方に向けて書いています。

 

・家づくりを始めた方

・設計図面について知りたい方

・新築住宅の購入を検討中の方

 

などはぜひ最後までお読みください。

 

家づくりにおける図面の役割とは

家づくりの図面は、建築計画を具体化して、施工を協議するための設計図書です。

これらの図面を正しく理解することで、理想の住まいを実現するためのコミュニケーションがスムーズになります。

建物の構造やデザイン、設備配置などを詳細に確認できるため、施工中のトラブルを未然に防ぐことができます。

 

主要な図面の種類とその特徴

家づくりにおいて使用される主な図面には以下のものがございます。

 

配置図

配置図は、敷地内における建物の位置や周辺環境との関係を示す図面です。

敷地の形状、道路との接道状況、隣接する建物との距離などが描かれています。

配置計画や外構計画を立てる際の基礎資料となります。

 

平面図

平面図は、建物を水平に切断し、上から見た状態を表す図面です。

各部屋の配置、寸法、ドアや窓の位置など詳細に描かれており、間取りの検討や家具配置の計画に役立ちます。

 

立面図

立面図は、建物の外観を正面、背面、側面から見た図面です。

外壁のデザイン、窓やドアの配置、屋根の形状などが示されており、建物の外観デザインを確認する際に重要です。

 

断面図

断面図は、建物を垂直に切断した状態を表す図面で、各階の高さ関係や天井の高さ、床の構造などが描かれています。

建物の内部構造や空間のボリューム感を把握するのに役立ちますます。

 

矩計図

矩計図(かなばかりず)は、建物の詳細な断面図、基礎から屋根までの構造や仕上げ、部材の寸法などが細かく記載されています。施工精度を高めるために重要な図面です。

 

展開図

展開図は、室内の各壁面を中央から見た図面で、壁の仕上げ、収納の配置、コンセントやスイッチの位置などが示されています。

インテリアデザインや設備配置の検討に役立ちます。

 

設備図

設備図は、給排水、電気、ガス、空調などの設備機器の配置や配管経路を示す図です。

生活に必要な設備が正しく配置され、週末を確認するために重要です。

 

図面を読む国際のポイント

図面を正しく理解するためには、以下の点に注意することが大切です。

 

方位と動線の確認

建物の方位は、思いや通風に大きな影響を与えます。

南向きのリビングは日当たりが良い反面、プライバシーの確保が課題となります。

 

図面を読む際のポイント

図面を正しく、理想の家づくりを実現するためには、以下の点に注意することが大切です。

 

方位と動線の確認

家づくりに関して、建物の方位は想定や通風に大きな影響を与えます。

例えば、南向きの土地は日当たりが良く快適ですが、プライバシーの確保が課題となることがあります。

また、家事動線も住みやすさを考慮する重要な要素で、家族が効率的に移動できる間取りを意識することで、日々の生活がより快適になります。

 

プライバシーと考えのバランス

南向きに大きな窓を配置すると、自然光を多く取り込みますが、外部からの視点も気になります。

そのため、家づくりの図面を見る際には、日当たりだけでなく、プライバシーを確​​保する工夫も必要です。

 

設備機器の配置と外観への影響

家づくりの図面には、エアコンの室外機や給湯器、排気口など、生活に必要な設備の配置も含まれていますが、これらが外観に与える影響もあります。

但し設備の位置を図面で確認し、外観を考慮しないような配置を考えることが重要です。

例えばシンプルノートであれば、室外機などは「家の正面」に配置されないよう設計されています。そのため外観に影響が少ない、正面以外の位置に配置するようになっています。

 

鹿児島市の気候風土を考慮した図面のポイント

鹿児島市で家づくりをする場合、地域特有の気候や自然災害に対応できるよう、図面に反映することが求められます。

 

高温多湿対策

家づくりの図面においては、風通しを良くするための窓の配置や、軒、断熱材の種類などを考慮する必要があります。

ですので、室内温度の上昇を抑え、快適に過ごせる工夫が求められます。

その際のポイントは平屋にし、「廊下を作らない」ことです。

窓があることで、各部屋にドアができてしまい、ドアがあることで部屋と部屋が別々になってしまいます。

廊下を作らず、ワンフロアにすることは、室内温度を一定に保ち快適な住まいになるポイントです。

 

台風への備え

鹿児島は台風の通り道になることが多いため、家づくりの図面には、強風や大雨に耐えられる構造が必要です。

家づくりに災害対策をしっかりと反映させることが重要です。

例えば、平屋にすることも風などによる揺れを軽減することが可能になります。

 

子育て世代が注目すべき図面のポイント

鹿児島市で新築住宅の購入を考えている子育て世代の方々には、家族の安全性やアクセス性を重視した設計が求められます。

 

安全性の確保

小さなお子様がいる家庭では、安全性が重要です。

家づくりの図面には、階段やバルコニー、浴室などの危険なエリアに近づくことが難しいようにしましょう。

また、子供がアクセスしにくい場所にコンセントを配置するなどの配慮も必要でしょう。

また、屋外に設置する遊び場やウッドデッキの安全性も確保しましょう。その際中庭があると、家の中からお子様が遊ぶ姿を見ることができるのでおすすめです。

 

家事動線の最適化

忙しい子育て世代にとって、家事のしやすさは家づくりを進める上で大切なポイントです。

 

家づくりの図面には、キッチン、洗濯室、収納スペースが効率的に配置され、家事動線がスムーズであることに注目されます。

 

例えば、物干し場と洗濯室を近くに配置することで、洗濯物を洗った後すぐに干せて、乾かせる動線が作れます。

 

将来のリフォームを見据えた設計

家族構成やライフスタイルは時間とともに変化します。

そのため、家づくりの図面には、将来のリフォームがしやすい設計を考慮することが重要です。

とはいえ、リフォームをするためにも費用がかかることですので、不要なリフォームを未然に防ぐ家づくりをする必要があるでしょう。

 

例えば、2階建てです。

2階建ての新築住宅を購入し、しばらく住んだ後ご夫婦2人でも生活となります。今は良くても、年齢を重ねるごとに足腰も弱くなり、階段の上り下りが億劫になって来るはずです。

その将来のことを考えたら、2階建てよりも最初から平屋での家づくりをしていると不要な2階部分に費用を翔必要がなかったわけです。

このように、今のことだけではなく将来のことも頭に入れた家づくりをする必要があります。

 

まとめ

「家づくり図面」を正しく活用することで、理想的な住まいの実現が近づきます。

 

鹿児島市特有の気候や家族のライフスタイルに合わせて、住みやすく、美しい家づくりを目指しましょう。

 

家づくりの図面は単純に見るための設計図だけではなく、家族が長く安心して暮らせるための道しるべとなるはずです。

今回の記事の内容を理解し、皆様の理想の住まいを手に入れましょう。