注文住宅の住宅ローン金利とは?その仕組みと今後の金利動向
こんにちは。
相塲工務店の相塲です。
弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。
自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。
今回の記事は以下のような方に向けて書いています。
・鹿児島で注文住宅での家づくりを検討中
・鹿児島で住宅をすでに購入した方
・住宅ローンの金利について知りたい
このような方は是非最後までお読みください。
1 住宅購入と住宅ローン
注文住宅のみならず、住宅ほどの高額な買い物を現金一括で購入される方はかなり珍しいかと思います。
つまり住宅を購入される場合ほとんどのご家族では「住宅ローン」を組むことになるかと思います。
そんな住宅ローンについての内容なのですが、日銀が誰もが予想してなかったタイミングで「長期金利」の利上げをした件に関してニュースなどで身にされた方もおられたのではないでしょうか。
その後も「長期金利」はジワジワと上昇し続けています。
これを受けて、長期金利に連動する「住宅ローン金利」が上昇傾向にあるのですが、果たして住宅ローン金利は今後どのようになっていくのでしょうか。
2 住宅ローン金利の今後と種類
住宅ローン金利には大きく「変動金利」と「固定金利」があります。
変動金利とは
変動金利とは、住宅購入のために組んだ住宅ローンの借入期間中の金利が変動するタイプの金利のことを指します。
一般的には6ヶ月に1度見直しされることが多くなっています。
しかし金利に変動が見られた場合でも、5年間は返済金額が変わらないようになっています。
固定金利
固定金利とは、住宅購入のために組んだ住宅ローンの借入時の金利が、返済終了までの期間中固定されるタイプの金利を指します。
また当初固定金利と呼ばれる固定金利もあり、固定期間は2年、3年、5年10年、20年などのように選べます。
一般的には固定金利の期間が長ければ長いほど、金利は高く似る傾向にあります。
住宅ローン金利の今後
日銀の利上げによって全ての住宅ローン商品の金利が上がるのか?というと決してそんなことはありません。
なぜなら、変動金利と固定金利では金利を決定する要素が違うからです。
変動金利は、銀行が融資に問題がないと判断した信用力の高い優良な企業に融資をする際に適用される返済期間1年以内の金利を参考にして決定します。
一方で、固定金利は「長期金利」を参考にして決定するからです。
つまり、現在金利が上がっているのは「長期金利」を参考にして決定される固定金利だけというわけですね。
具体的な住宅ローン商品としては、フラット35をはじめとして各銀行が取り扱っている全期間固定型の住宅ローンが1つ。
そしてもう1つが、当初の10年間だけ金利が固定されるいわゆる「10年固定」と呼ばれている住宅ローン商品があります。
もちろん固定金利が上がれば、少なからず変動金利も影響を受けて上がりやすくなるのも事実ではあります。
しかし今の状況だと変動金利が上がることはしばらくの間ないと思うので、すでに住宅ローンを変動金利で組んでいる人が、いきなり返済が苦しくなるということはまずあり得ません。
今後、住宅を建てる方はどうするべきか?
では今後注文住宅での家づくりを進める方や、住宅購入をご検討中の方はどうすべきなのでしょうか?
長期金利の利上げに伴って全期間固定型の住宅ローンと10年固定の住宅ローンはすでに上昇してしまいました。
しかし個人的にはそれでも「全期間固定型の住宅ローン」を選んだ方がいいと考えています。
これから先、インフレや金利の動向がどうなるかは誰にも分かりません。
仮に変動金利の金利が上がるような状況になった場合、そこから固定金利に借り換えしようとしても住宅ローン商品の性質上、変動金利が上がる頃に固定金利はずいぶん上がっている可能性が高いからです。
借り換えは、たとえ金利が下がり返済負担が下がるとしても、その都度、手数料や登記代といった余分な手数料がかかることになるし、団体信用生命保険への加入が必須となるので、健康状態にも左右されます。
というわけで、そんな心配や煩わしい手間がかからない全期間固定型の住宅ローン商品を選んでおいた方がいいと思っている次第です。
まとめ
いかがでしょうか。
本日は「住宅ローンや金利の動向」について解説しました。
鹿児島で注文住宅での家づくりをご検討の方には非常に参考になる情報だったのではないでしょうか。
もちろん、金利が高くなれば多少なりとも返済負担は上がります。
全期間固定金利を選んだ場合は、借入時に余分な手数料がかかってくるので、
これから注文住宅で家を建てようとお考えの方はそれらも考慮した上で予算計画を立てるようにしていただければと思います。