これからの家づくり資金計画|頭金・住宅ローン・積立投資を徹底解説
鹿児島市で新築住宅の購入を検討している子育て世代の皆さん、住宅購入は人生で最大の買い物の一つです。
そのため、資金計画は非常に重要です。本記事では、住宅ローン金利の動向、頭金の考え方、積立投資の活用法、そして鹿児島市の補助金制度について詳しく解説します。
金利上昇の現状と定期預金の落とし穴
近年、金利の上昇が話題となっています。
定期預金の金利も上昇傾向にありますが、それでも0.3%程度にとどまっています。
例えば、300万円を10年定期預金に預けた場合、1年目の利息は9,000円、税引後は約7,200円です。2年目以降も微増にとどまり、資産の大幅な増加は期待できません。
住宅ローン金利の動向と家づくりの影響
住宅ローン金利も上昇傾向にあります。鹿児島銀行では、2025年5月現在、10年固定金利型の住宅ローンの新規実行金利は1.900%~2.400%となっています。 また、変動金利型の金利も1.350%~1.850%と、以前より高くなっています。今後もインフレが続く場合、金利のさらなる上昇が予想されます。
家を建てるなら頭金は入れるべき?
頭金を入れるべきかどうかは、資金の運用方法によって異なります。定期預金の金利が0.3%である一方、住宅ローンの金利が1%を超える場合、預金するよりも頭金として投入し、借入額を減らす方が金利負担を軽減できます。しかし、資金を投資に回すことで、より高いリターンを得られる可能性もあります。
積立投資という選択肢も考えよう
まとまった資金を積立投資に回すことで、長期的な資産形成が可能です。例えば、300万円を全世界株のインデックスファンドに毎月分割して積立投資した場合、過去の実績では40年後に2倍以上になる可能性があります。また、物価が年率2%ずつ上昇し、40年後に物価が2倍になったとしても、資産が2倍以上に増えていれば、インフレリスクをヘッジできます。
家づくり資金計画を立てる前に知っておきたいポイント
- 自己資金の確認: 現在の貯蓄額や将来的な収入を確認し、家づくりに回せる自己資金を明確にしましょう。
- 総予算の設定: 自己資金に加え、住宅ローンでの借入額を考慮し、全体の予算を設定します。月々の返済額が無理のない範囲で収まるようにすることが重要です。
- 費用配分の検討: 土地、建物、諸費用のそれぞれにどの程度の予算を割り振るか検討します。優先順位をつけ、予算内で満足度の高い家づくりを目指しましょう。
- 住宅ローンのシミュレーション: 住宅ローンの返済額をシミュレーションし、家計にどの程度の影響があるのか確認します。将来の収入変動も慎重に考慮することがポイントです。
鹿児島市の子育て世帯向け補助金制度
鹿児島市では、子育て世帯を対象に住宅取得費用や引越し費用の一部を補助する制度があります。
子育て世帯住替支援事業: 住宅取得費用の2分の1(上限額10万円)を補助。親と同居または近居(直線距離2キロメートル以内)の場合は、上記上限額に5万円を加算した額を上限とする。
- 子育てグリーン住宅支援事業: 高い省エネ性能を備えた住宅の取得を支援するもので、最大170万円の補助が受けられます。これらの補助金制度を活用することで、資金計画をより効率的に進めることが可能です
まとめ
鹿児島市で新築住宅の購入を検討している子育て世代にとって、金利の動向や資金の運用方法、補助金制度の活用は非常に重要です。定期預金の金利が低い中、頭金の投入や積立投資の活用を検討し、長期的な視点で資金計画を立てましょう。
また、鹿児島市の補助金制度を上手に活用することで、住宅購入の負担を軽減できます。将来の家計に無理のない範囲で、理想の住まいを手に入れましょう。