住宅ローン審査に通るために必要な準備とは?鹿児島市で家づくりを考える夫婦の資金計画

鹿児島市で新築住宅を検討している子育て世代にとって、「住宅ローンの借入額をいくらに設定できるのか」は家づくりを進めるうえで最も重要なテーマの一つです。住宅ローンは人生で最大の借入となるケースが多く、返済が家計に与える影響も大きいため、無理のない資金計画が欠かせません。

しかし、近年の建築費や土地価格の上昇により、従来のように「夫の収入だけでローンを組む」ケースは少なくなり、夫婦で収入合算して住宅ローンを借り入れるのが一般的になりつつあります。その結果、住宅ローン審査においては夫婦双方の信用情報や収入状況を把握しておくことが不可欠です。

本記事では、住宅ローン審査で重視される信用情報の重要性、フラット35を利用した借入額のシミュレーション、既存ローンがある場合の扱い、そして夫婦でどのように資金計画を立てるべきかを詳しく解説します。鹿児島市で家づくりを検討中のご家庭にとって、実践的に役立つ内容となっています。

 

夫婦で収入合算が一般的になった背景

建築費高騰で家づくり予算が増えている現状

ここ数年、資材価格の上昇や人件費の高騰により、住宅の建築費は大きく上がっています。鹿児島市でも例外ではなく、以前は3,000万円前後で建てられた新築住宅が、現在では土地代を含めると4,000万円以上必要となるケースも珍しくありません。

こうした状況下では、夫だけの収入で住宅ローンを組むのは難しく、夫婦で収入を合算して審査を受けるケースが一般的になっています。

収入合算ローンに必要な信用情報とは

収入合算で住宅ローンを借りる場合、夫婦双方の信用情報が審査対象となります。そのため、事前に収入状況だけでなく、既存のローンや返済履歴についても確認しておくことが重要です。

 

住宅ローン審査で重要視される「信用情報」

携帯端末代など小さなローンも対象になる

現在は、携帯電話の端末代金も分割払いが基本です。そのため、多くの人が「小さなローン」を抱えています。しかし住宅ローン審査では、ローンを持っていること自体は問題ではありません。

銀行がチェックするのは「借入の有無」ではなく「返済履歴」

金融機関が最も重視するのは、借入をきちんと返済しているかどうかです。金額の大小を問わず、延滞や滞納があると信用情報に傷がつき、住宅ローン審査に不利になります。逆に、小額でも真面目に返済を続けている実績があれば評価されます。

信用情報を確認する方法(CIC・JICC)

自分の信用情報は、CICやJICCといった信用情報機関にアクセスすることで確認できます。住宅ローン審査に不安がある方は、事前に確認しておくことをおすすめします。これにより「借りられるかどうか」の目安が分かり、家づくりの資金計画を立てやすくなります。

 

フラット35で見る借入額の目安

年収400万円未満と400万円以上で変わる基準

住宅金融支援機構の「フラット35」は全期間固定金利型の住宅ローンです。この制度では、年収が400万円未満か以上かで年間返済限度額の基準が変わります。

  • 年収400万円未満 → 年収の30%が年間返済限度額
  • 年収400万円以上 → 年収の35%が年間返済限度額

具体的なシミュレーション例(399万円と400万円の差)

例えば年収が399万円の場合、年間返済限度額は約119.7万円(月額9.9万円)です。一方で年収400万円になると、年間返済限度額は140万円(月額11.6万円)に増えます。

これを35年返済・金利1.82%で試算すると、

  • 年収399万円 → 借入限度額 3,097万円
  • 年収400万円 → 借入限度額 3,622万円

となり、わずか1万円の年収差で 525万円 もの違いが生まれます。

借入限度額に大きな差が出る理由

このようにフラット35では、年収が400万円以上あるかどうかで大きく条件が変わるため、家づくりの資金計画を立てる際には重要なポイントとなります。

 

返済中のローンがある場合の扱い

完済する場合と残す場合の違い

既に自動車ローンや教育ローンなどを返済中の場合、それを「完済するのか」「残したままにするのか」で住宅ローン審査の扱いは変わります。完済すれば返済額に含まれませんが、残したままならその返済額が毎月の返済可能額から差し引かれます。

毎月の返済額から差し引かれる仕組み

例えば年収400万円の場合、フラット35の返済可能額は11.6万円/月です。しかし、すでに毎月3.6万円のローンを返済している場合、それを完済しなければ返済可能額は8万円に減少します。

借入可能額が減る具体的なシミュレーション

この条件で35年返済・金利1.82%を適用すると、借入可能額は 2,483万円 まで下がります。もし3,500万円を借りたいなら、既存ローンを完済する必要があります。

 

希望の借入額を確保するための工夫

既存ローンを完済してから住宅ローンに臨む

最もシンプルな方法は、住宅ローン審査前に既存ローンを完済しておくことです。これにより返済可能額が最大化され、希望の借入額を確保しやすくなります。

収入合算で借入可能額を増やす方法

完済が難しい場合は、奥様にも住宅ローンの名義に入ってもらい、収入合算で借入額を増やす方法があります。夫婦の収入を合わせることで返済能力が高く評価され、借入可能額が増える可能性があります。

手元資金と借入のバランスを見極める

ただし、収入合算は奥様が今後も継続して働くことを前提にしています。出産や育児、病気などで収入が減るリスクも考慮しながら、手元資金とのバランスを取ることが大切です。

 

まとめ|夫婦で資金計画を立てて堅実な家づくりを

鹿児島市で新築住宅を検討する子育て世代にとって、住宅ローンの借入額をどう設定するかは人生設計そのものに直結します。

  • 夫婦で収入合算するのが一般的になっている
  • 住宅ローン審査では信用情報と返済履歴が重視される
  • フラット35では年収400万円を境に借入限度額が大きく変わる
  • 既存ローンがある場合は完済の有無で借入可能額が変動する
  • 希望額を借りるためには、完済や収入合算などの工夫が必要

大切なのは「無理のない資金計画」です。住宅ローンの数字マジックに惑わされず、現実的な返済額を設定し、将来にわたって安心して暮らせる家づくりを目指しましょう。