30年先も後悔しない家づくりを。物価上昇と「手取り減少」時代を生き抜く資金計画

多くの方にとって、家づくりは30年以上の長い住宅ローンとの付き合いの始まりでもあります。

しかし、その30年の間に、社会情勢や私たちの家計を取り巻く環境は大きく変化します。

まず直視すべきは「物価の上昇」です。

30年前、消費税はまだ導入されたばかり、あるいは3%程度でした。

それが今や10%になり、同じものを買っても1.1倍の支払いが必要です。

大学の授業料も、国立大学でさえ30年前の約2倍に高騰しています。

今後もあらゆるコストが上がり続ける前提で予算を組む必要があります。

さらに深刻なのが「実質的な手取りの減少」です。

少子高齢化の影響で、給与から天引きされる社会保険料や税負担は年々重くなっています。

あるシミュレーションでは、2035年には給与の約60%が天引きされ、手元には40%しか残らないという予測さえあります。

「今の給料で払えるから大丈夫」という考えは非常に危険です。

30年後の社会を見据え、手取りが減り物価が上がっても、家族が笑顔で暮らしていける「余裕を持った予算設定」こそが、本当に豊かな家づくりの条件なのです。