デザイン性の高い家とコストの関係は?今知って欲しい家づくりの新常識

こんにちは。

相塲工務店の相塲です。

 

弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。

自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。

今回の記事は以下のような方に向けて書いています。

 

・新築住宅の購入を考えている

・住宅のコストについて知りたい

・おしゃれなデザインがいい

 

これらの方は、是非今回の記事をお読みください。

 

1 採光を取る方法とコストを考える

家づくりを始められる方の全員が、「明るい家」を求められることと思います。

 

つまり、採光をどれだけ取れるかということです。

 

この採光の手段を家の外周面だけに限定すると、家のコストは下がりやすいものの、逆に「土地のコスト」と「外構のコスト」が上がりやすくなります。

 

土地のコストが上がる理由は、充分な採光を確保するためには隣に建つ家から適度な距離が必要になります。

 

その分広めに土地を買わないといけなくなるからです。

 

また外構が高くなる理由は、土地が広くなる分施工面積が増えると同時に、防犯性の強化のために塀や目隠しなどに余分なコストを投じざるを得なくなるからです。

 

つまり、採光の手段を外周面だけに限定した家の建て方は、家の施工面積が抑えられる分家のコストは安くなるが、その見返りとして土地代と外構代が高くつき、逆に家づくり全体のコストが高くつきやすいというわけですね。

 

また、外周面だけで採光を確保するという手段は、外観が窓だらけになってしまうことから、「外観を美しくつくりにくい」という副作用も発症します。

 

結果、それを補うためにさらに外構工事に予算を注ぎ込むことになり、更なる負担増を招きかねないという「建てる前には気付きにくい落とし穴」に直面しやすくなります。

 

そんなわけで、これから家を建てようとお考えの方には、もっと間取りづくりを柔軟に考えていただきたいと思っている次第です。

 

 

2 デザイン性を上げ、コストを下げる

「中庭」をつくると家が高くなる。

この意見は事実であり、実際、中庭をつくることによって施工面積が増えることから、家のコストは確実に高くなります。

 

しかし、一方で下がるコストがあることもまた一つの事実です。

 

(1) 土地のコストは下がる

例えば、土地のコスト。

 

土地のコストが下がる理由は、中庭から採光をとるという手段を取ることによって隣に建つ家を気にせず家を建てることが出来るからです。

 

つまり、敷地に無駄な余白をつくることなく家を建てることが出来るためその分土地面積を圧縮出来ます。

 

また土地の日当たりを気にせず土地を買うことが出来るためその分土地の坪単価を抑えられるから、というわけですね。

 

そして、そうなれば必然的に外構工事の施工面積も少なくなるので、外構工事のコストも削減出来ます。

 

3 中庭を作ることでデザイン性を上げる理由

また、採光を家の真ん中から取ることが出来れば、家の外周面から採光を取る必要がなくなるため、外周面には風を抜くための小窓しか必要なくなります。

 

この結果、プライバシーの担保のためや防犯性の担保のため、そして外観を美しくするために、外構工事に余分なコストをかける必要がなくなります。

後から判明する外構工事の追加コストに頭を悩ますことも全くと言っていいほどなくなります。

 

つまり、家のコストは高くなってしまうものの、土地と外構工事コストが下がるので、結果的には、冒頭でお伝えしたような家とあまりコストが変わりません。

あるいはよりコストを抑えながら家づくりをすることが出来るというわけですね。

しかも、美しい外観を確実に手に入れながらです。

 

4 まとめ

いかがでしたか?

 

本日は「デザイン性とコストの関係」について触れていきました。

 

通常であれば、デザイン性を上げるためには、コストを上げないといけないとお考えではないですか。

 

しかし、コストを下げながらデザイン性を上げる方法があるわけです。

 

本日の内容をお読みいただくと、家づくりは全体コストで考えるべきなんだなということを知っていただけたのではないでしょうか。

 

そして、デザイン性の高い家は合理的な家づくりをすることによって「結果的に手に入れられるもの」であるという事実も知っていただけたのではないでしょうか。

 

そんなわけで、これから家づくりをお考えの方は、今回の内容を頭に入れた上で、

家づくりに望んでいただけたらと思います。

 

「知っているか知らないか」たったこれだけでこれからの暮らしが

きっと大きく変わりますからね。

 

それでは。