住宅購入で気になる銀行借入のお話し|理想の借入と現実の家づくり

こんにちは。

相塲工務店の相塲です。

 

弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。

自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。

今回の記事は以下のような方に向けて書いています。

 

・住宅購入を検討している

・理想の借入額を知りたい

・いくらで家が建てれるのか知りたい

 

このような方は、是非最後までお読みください。

 

目次

1 理想的な借入額

2 注文住宅にかかる費用とは

(1)土地をお持ちの方

(2)土地をお持ちではない方

3 住宅購入のタイミングで投資という選択肢

4 まとめ

 

1 理想的な借入額

住宅を購入する際、一括で購入される方はほとんどおられないかと思います。

ほとんどが、銀行から借入し、住宅ローンを組んで返済していきます。

一般的に銀行からの借入は(税込)年収の5倍ぐらいが適切だと言われています。

仮に世帯年収が500万円だとしたら、2500万円ぐらいが適切です。

3500万円銀行から借りたいとお考えなら世帯年収が700万円ぐらいあった方がいいという感じでしょうか。

 

もちろん、この説はなかなかいい線を行っていてこの実現が理想的なのは

火を見るよりも明らかなことです。

しかし現実を見てみると20%以上建築費が値上がりした現在は、この理想論からはかけ離れざるを得ない方の方が圧倒的に多いというのが現実です。

 

 2 注文住宅にかかる費用とは

注文住宅を建てる際、大きくは土地代、建物代、諸経費がかかります。

例えば世帯年収500万円のご家族が、土地から買って家を建てる場合を見てみましょう。

仮に自己資金が300万円あるとしたら理想的な住宅ローンと自己資金を合計すると2800万円が家づくりの総予算となります。

このご家族が購入しようとしている土地が1000万円だとしたら、家そのものにかけられる予算はマックスで1500万円となります。

 

実際数年前まではこの予算でも家を建てることが出来ていました。

しかし建築コストが高騰している現在の建築価格では、思い描いている理想を叶えるどころかそもそも家を建てることすら難しいというのが今の現実です。

 

つまり、この場合使える土地があるならそこを使っていただくか、不足分を自己資金とローンによって賄っていただくというお話をせざるを得ないということになります。

 

(1)土地をお持ちの方

昨今は珍しいですが、ご自身で土地をお持ちのご家庭もあるかと思います。

そのようなご家庭では、当然土地の購入をしなくて済みます。

もっとも土地を買わなくてよくなれば土地に費やす予定だった1000万円を

建築代(と外構代)に回すことが出来ます。

借入を増やすどころか、むしろ減らすことが出来るかもしれないので、まずはこちらを優先して考えていただく方がいいです。

 

(2)土地をお持ちではない方

ほとんどのご家庭は、こちらかと思いますが全国でも約8割は土地を持っていたないと言われています。

では、土地を買わないといけない方はどうすればいいのでしょうか?

 

この場合、まずは購入する土地の価格を少しでも落とせないか?を優先して

考えていただくことをオススメします。

例えば、

 

・住む地域を変えるとか、

・土地の面積を小さくする

 

ということです。

 

理由は、理想的な予算からのはみ出しを、少しでも小さくするためです。

 

かつ、住宅購入にかかる予算を少しでも小さくするために、コンパクトさを意識しながら間取りを考えていただくことをオススメしています。

 

このように、土地にせよ家にせよこれまでの常識は一旦脇に置いていただき、

現状にフィットした考えになっていただきたいと思います。

とはいえ、これを実行していただくことは想像以上に難易度が高く、おそらく大多数の方が年収の5倍ルールの範囲内では全く収まらないと思います。

 

なので、最後に予算が大きくはみ出た場合、どうしないといけないかについて

お伝えしていきたいと思います。

 

 3 住宅購入のタイミングで投資という選択肢

住宅購入にかかる予算から大きくはみ出た場合はどうすれば良いでしょうか?

それは勇気を持ってリスクを取り、安全だと考えられている銀行への貯金と生命保険を減らし、その分を「長期積立投資」に回すことです。

 

ここでは

「銀行への預金が必要ない理由」

「生命保険や学資保険がいらない理由」

そして「医療保険もほどほどでいい理由」

などについては触れませんが、要は、今すぐこれらを見直して夫婦そろって「新NISA」を活用しつつ積立を開始してください。

 

そして、いつか仕事を辞める時まで積み立てた資金を引き出すことなくずっと運用し続けていってください。

 

もちろん、未来のことなんて誰にも予測はつきません。

ですが、過去150年間のデータによると年間で約10%ずつ資産が増えてきており、今後も短期的・中期的には世界情勢によって不安定な時期が定期的に訪れるものの、長期的にはそのパフォーマンスを維持してくれるのではないでしょうか。

 

そう考えると、勇気を持ってそこに踏み込んだ人と踏み込めなかった人とでは、

やがて迎える老後にとてつもない大差が開いていることはもはや言うまでもありません。

 

というわけなので、これから家を建てる方は、同じタイミングでここまでするのがセットであることを忘れずに家づくりをしていただければと思います。

 

4 まとめ

いかがでしたか。

本日は住宅購入時の借入について解説をしてきました。

借入額は、ご自身が土地を持っているかどうかによっても変わってきます。

建築コストも高騰している現在、少しでも借入額を減らしたいとお考えになることでしょう。

この問題の解決策とすると、「長期積立投資」という選択肢です。

本コラムでも度々ご紹介をしていますが、住宅購入をされるタイミングから「長期積立投資」に取り組まれることをオススメしております。

是非前向きにご検討ください。

 

それでは。

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