外構工事こそ予算の大敵!注文住宅で建てる家と土地はセットで考える

こんにちは。

相塲工務店の相塲です。

 

弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。

自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。

 

本コラムでは、弊社の家づくりについての考え方や、家づくりをお考えの皆様に”失敗しない”ための家づくりの考え方を知ってもらえたらと思います。

 

今回のコラムは「外構工事とそのコスト」についてです。

 

新築一戸建てを購入しようとすると、必ず外構の問題に直面します。

 

そんな外構工事やコストについて、問題が起きてからでなく事前に知っておくことで対策できることが増えてきます。

 

ですので、注文住宅で家づくりをご検討、現在進行中の方は最後までお読みいただけますと幸いです。

 

目次

1 外構工事とコストについて

2 外構工事の考え方

(1) 土地の広さは家に合わせることが大事

(2) 土地の余白はミニマムにする

(3) 外構工事の項目を削減する

3 最後に

 

1 外構工事とコストについて

注文住宅にて家づくりを進めていく際に資金計画からまずはスタートすることになると思います。

その資金計画の際に外構工事に予算を取り過ぎてしまうと建築工事に充分な予算が取れなる可能性が高くなってしまいます。

ですので、建築会社が行う資金計画では最後の工事となる外構工事の予算を少なめに設定することが多い傾向があります。

 

もちろん、たとえ少なめに予算を設定されようとも、その予算で工事が完結出来ればなんの問題もありません。

しかし現実は、家づくり当初の予算では到底思っているような工事が出来ず、

後から泣く泣く貯金の中から追い金を出している方も少なくありません。

 

あるいはそれが出来ない方は、外構工事を後回しにせざるを得なくなり、未完成な状態のまま暮らしているのではないでしょうか。

 

そんなわけで今回は、その予算ギャップをなくすために知っておいていただきたい知識についてお伝えしていきたいと思います。

 

 2 外構工事における大事な考え方

ここでは外構工事の大事な考え方についてご紹介いたします。

皆様にまず知っておいてもらいたいことが、「そもそも論」的なことです。

これを知っておいていただければ、間違った土地選びや、間違った家のプランを

しなくて済む可能性がグンと高くなります。

注文住宅の家づくりにおいて失敗しないためにもしっかりと、この考え方を抑えておいてください。

 

(1) 土地の広さは家に合わせることが大事

まず一番最初にお伝えしたいことが、土地は自分が建てたい家に合わせて

探した方がいいということです。

 

つまり土地を探し始める前に、

 

「土地に費やすことが出来る予算を具体的に試算する」

「どんな家を建てたいのかを明確にしておく」

 

この2点が大切だということです。

 

例えば、

あなたが建てたい家に必要な土地の面積は

本当は50坪もあれば充分だとしましょう。

しかしあなたは、なんとなく広い土地の方がいいからと、70坪の土地を契約してしまったらどうでしょう。

単純に20坪分余計は土地が増え、20坪分余計な工事面積が増えてしまうということになりますよね。

 

そして、その土地に草が生えるのが嫌だからと、全面コンクリートにするとします。

その工事で大体55万円〜60万円ほど出費が増えてしまいます。

 

ゆえに、まずは「そもそも」買う土地の広さを間違えないようにしてもらえたらと思います。

 

とはいえ、地域によったらそんな都合がいい広さで土地が売られてない場合もあるので、そんな場合は次の方法を講じるしかありません。

 

(2) 土地の余白はミニマムにする

例えば、あなたが建てる家にちょうどいい土地の広さは50坪だとします。

しかし実際に土地探しをしてみると70坪以上の土地しか売っていないなんてことも地域によればあり得ます。

 

となると、そのままの計画で建ててしまうと単純に20坪以上余分に工事をしなくてはいけなくなりますね。

 

ゆえに、個人的には出来るだけその余白を小さくする工夫をした方がいいと思っています。

つまり、もし仮に2階建てで家づくりを計画していたなら、計画を変更して平屋で新築一戸建てを建築した方がいいというわけですね。

 

平屋にする事によって外構工事面積が15〜20坪ほど減れば、無駄な余白が出来なくなり、当初の資金計画通りの予算で工事を完遂しやすくなります。

 

そんなわけで、当初の資金計画で出た予算を大幅に狂わさないためには、家そのものも土地に合わせて柔軟な対応をした方がいい、ということも覚えておいていただけたらと思います。

 

(3) 外構工事の項目を削減する

先程まで述べた2つの考え方は、基本的な考え方です。

そしてその2つの基本を踏まえた上で弊社が行っていることが、外構工事の項目を削減するということです。

 

例えば、多くのお家が家の中が周囲から丸見えであり、かつ間取りも一目瞭然で分かることから、防犯性やプライバシー性を担保するための外構工事を施さなければいけません。

 

かつ、お世辞にも美しいとは言えない家の外観をカバーするために華美な工事を庭に施さなければいけません。

 

そして、これらに合計100万円以上は予算を費やすことになると思います。

 

他方、防犯性とプライバシー性を考慮してつくったお家は必然的に外観も美しくなるため、これらの工事に一切予算を注ぎ込む必要がなくなります。

 

家そのものが美しければ、むしろ外構を簡素に仕上げることで家を引き立てた方がいいからです。

 

また、外壁に大きな窓が多いお家は、外部からの不法侵入者に備えて塀にも気配りをする必要があります。

防犯性とプライバシー性に優れたお家は、家の外壁そのものが塀代わりになるため、境界塀を立てないという選択を取ることが出来るようになります。

そして、この費用だけでも50万円〜100万円ほど予算を削減することが出来たりします。

 

3 最後に

いかがでしたか。

たかが外構工事、されど外構工事。

注文住宅で家づくりを進められる際に、決して侮ってはいけません。

 

弊社では資金計画の時、必要な土地面積×1〜1.5万円で外構予算を確保しています。

ですのでこれらの事を全て実行出来れば、当初の予算からはみ出ることはほとんどありません。

 

他方、土地の広さや、家の建て方を間違え、

かつ、防犯性やプライバシーの担保のための工事をしないといけないとなると、

必要な土地面積×4〜5万円は予算をみておかないといけません。

 

というわけで、外構と家は別々の工事ですが、それぞれが依存し合う密接な関係なので、資金計画の時点で外構の予算設定を間違えないようにしていただければと思います。

そうすることが、失敗しない家づくりにつながりますので。

 

それでは。

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