家づくりの第一歩|住宅購入時に行う資金計画の真意とは

こんにちは。

相塲工務店の相塲です。

 

弊社は鹿児島市で、注文住宅、リフォームを展開しております。

自然素材はもちろん、高性能住宅や、設計の工夫で住んだ後を大事にした家づくりを皆様にご提供しています。

 

本コラムでは、弊社の家づくりについての考え方や、家づくりをお考えの皆様に”失敗しない”ための家づくりの考え方を知ってもらえたらと思います。

 

目次

1 資金計画について

(1)資金計画の考え方

2 資金計画以外でのコストダウン

3 まとめ

 

1 資金計画について

住宅購入を始める際に誰しもが通る道である「資金計画」

会社によって、細かく進める会社もあれば、ざっくりとした資金計画をする会社もあります。

どちらが良いかはさておき、弊社における資金計画についてお話しできればと思います。

 

「住宅購入」「家づくり」は誰もが初めての経験であるものです。

ですので、住宅会社側から予算や希望する住宅の大きさについて質問を投げかけられても、

「どう答えていいのか分からないから困る」

というのが本音ではないでしょうか。

 

実際に、人から聞いた情報やネットやSNSなどから仕入れる情報で、

「なんとなくこれくらいの金額だろうな」

という指標を知ることは出来ると思います。

しかしそれはあくまで、平均的な指標であって必ずしもそれが自分にとってベストだとは限らないわけです。

 

(1)資金計画の考え方

弊社での資金計画の考え方を述べさせていただきます。

弊社の資金計画では、

「予算はいくらぐらいでお考えですか?」

という質問は一切投げかけません。

住宅購入をご検討中の方と、一緒に予算を導き出していくという作業を

最初のステップとして行っています。

 

いわゆる「資金計画」です。

 

では、弊社が行う資金計画とは、一体どのようなものなのか。

何をどのように決めていくのか。

これについて今回は解説していきたいと思います。

 

 

弊社では、どんな場所に住みたいかやどんな家を建てたいか?

を先にお聞きした上で予算を組んでいく方法ではありません。

 

まず「総予算を算出」してから、どんな場所に住みたいか?

どんな家を建てたいか?

をお聞きするようにしています。

 

なぜ資金計画で総予算から始めるのか?

では弊社がなぜ他の住宅会社と違い、「総予算の算出」から始めるのか。

その理由は、「自分たちの理想と現実(理想の家づくりと理想の返済)との間に生じるギャップ」

がどれくらいあるのかを、まずは知っていただきたいからです。

 

これを知らないまま家づくりを進めてしまうと、

「今後とんでもない状況」が待ち受けることになるかもしませんからね。

 

例えば、自分が住みたい場所で、自分が建てたい家を建てるとします。

 

諸経費なども含めると住宅購入に「4500万円」かかるとします。

一方で、固定金利で毎月の返済を9万円以下に抑えたいとします。

 

この場合であると、借入を「3000万円」にしないといけないため、

理想の家づくりと理想の返済を両立するためには、

「1500万円前後」もの自己資金を準備していただかなくてはいけなくなります。

 

この1500万円という金額は、身内から多額の資金援助でもない限り、これだけの自己資金を準備出来る方は中々いらっしゃらないと思います。

 

ですので、こういう状況に陥った場合、単純にローンの負担を増やすしか手段がなくなってしまいます。

 

仮に準備出来る金額が「500万円」なら、借入が「1000万円」増えるため毎月の負担を3万円アップさせることになります。

3万円のアップは流石にキツいので返済金額を抑えたいとなれば、金利が安い変動を選ぶことでアップ金額を1.5万円までに抑える選択をする。

 

このどちらかという感じですね。

 

とはいえ、変動金利を選ぶ場合は、金利の上昇によって3万円以上負担額が上がってしまうかもしれません。

このようなリスクを今後ずっと抱えながら、暮らしていかないといけなくなります。

 

 

一方で、準備出来る自己資金と、毎月の返済金額を先に算出した上で、

家づくりを進めるようにすればどうでしょうか。

 

自己資金500万円と借入3000万円を合計した総額が3500万円と決めることから始めます。

この総額3500万円の中で、家づくりを進めるということです。

 

どのような土地を買うのか

どのような家を建てればいいか

 

あらかじめ理解した上で「土地選び」「設計」が出来るようになります。

 

つまり、今後の暮らしに大きな負担や不安を背負うことなく、家づくりをすることが出来るというわけですね。

 

とはいえ、口で言うのは簡単ですが、実際のところ、理想と現実の間に生じる

1000万円ものギャップを埋めるのはそう簡単なことではありません。

 

つまり、家づくりの予算を抑えるために、選ぶ土地や建てる家を見直したとしても

「1000万円もコストダウン」というのは流石に難しいというわけです。

 

3 資金計画以外でのコストダウン

ここまでで資金計画は、総額から算出し、その中でどうやって家づくりを進めるかを考えるのが望ましいとお伝えをしてまいりました。

 

しかしそれでも1000万円以上のコストを下げることは現実的難しいです。

そこで、弊社では住宅ローン選びや各種保険の見直し、そして貯蓄の手段の見直しなどをアドバイスしています。

この辺りを提案させていただくことによって、家づくりを見直すだけではカバーしきれない部分を完全にカバーするようにしております。

 

3 まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は住宅購入の第一歩目である「資金計画」について、弊社の方法も交えながら解説をしてきました。

この資金計画を蔑ろにし、住宅購入や注文住宅における家づくりを進めていかれると、失敗する可能性が高くなります。

失敗とは、「建てた住宅が人生における負担になる」ということです。

 

次回のコラムでは、家づくり以外の部分であるお金のことについての見直しや提案を、「どのような考えをもってしているのか」についてお伝えしていきたいと思います。

 

現在、建築資材の高騰によって建築費用が上がっています。

だからこそ、この資金計画はとても大事なことであり、これから住宅を購入する、注文ん住宅で家を建てるのであれば例外なく、誰もが真剣に考えるべきところだと思うので、次回もぜひご覧いただけたらと思います。

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